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おおいわのこめんと (2008-11)


2008-11-05

[Comp] サーバ更新

というわけで、移行しました。

Intel Celeron Coppermine @ 850MB, Memory 256MB, HDD 40GB (PATA)
から、
Intel Xeon 3065 @ 2.33GHz dual-core, Memory 2GB, HDD 500GBx2 (RAID 1)

へとだいぶ増強されました。OS も Debian lenny にアップグレードしたので、 やっと身の回りから sarge を引退させることができました。 やれやれ、これで不毛な自前 security backportをしなくて済むかな? *1

正直、最近は tdiary だけでも性能が辛かったんですが、さすがに これくらいのパワーの差があると大分レスポンスが違いますね。

コンテンツも少し増強したいなと思いますが、いくつか企画はあるものの、 いつになることやら。

*1 とはいえ、 次の major version up が近いのを見越して、etch ではなく freeze 状態になった lenny にしたので、 当分は sid からの移植は必要かもしれませんね。


2008-11-07

[Comp] RAID 1 続き

自宅メインマシンのディスクが 40GB (ATA UDMA/100) しかなく、 空き容量に最近は苦しんでいたので、 無事設定に成功した調子にのって、 一気に 1TB に増設 + RAID1 化してしまった。

まぁ移行にはいろいろトラブルが起きてハマったのだが、 興味のない人にはつまらなくてごめんなさい。

それでもハマった記録を読む ...

ともあれ、先月にメモリを 2GB に増設した*1のと併せて、 これで qemu とか VMware Player とかでいろいろ実験が できる容量を手に入れた感じ。

ついでに Windows サブマシンの増設も考えたのだが、 こちらは元が160GBのディスクだったこともあってまだ 半分くらい空いているのと、ICH5 で Windows XP という 組合せではソフトウェア RAID1 が組めないっぽいこともあって、 まぁ当分先でいいかなと思っている。

で、職場のマシンはもっと深刻に空き容量が足りないので、 現状では VMware とかでの実験にかなり支障をきたしている。 こちらをメモリ増設+HDD増設+RAID1 化するのが実は本命で、 自宅のは職場で一発成功させるための予行演習だったりする。

……なんですが、こちらは最近経費での調達関係がすご〜〜〜〜〜〜く 面倒くさいので、2社 (!) にパーツの見積りを依頼するところで滞ってます。 勘弁してくれよー。パーツさえ揃えば、こちらは最初から SATA (ICH6R) なので、 自宅より更に楽だと期待している。

*1 これもいまさら PC3200 Unregistered DDR1 ECC なんてのは探すのが大変で、 結局は安かった関西の店から取り寄せることになった。


2008-11-10

[Comp] HDD の温度

マシンをいじるといつも気になるのがHDDの温度。www.oiwa.jp は、今30℃くらいで安定している。 特にラックマウントサーバとして設計されたマシンは必ずHDDを冷却風が通るように設計されているので、 まずこの点は問題ないと考えていいだろう。

一方、スリムケースのマシンとかは、とんでもなくHDDが熱くなるが嫌で、 自分ではスペースとかに制約のない限り避けるようにしている。 HDDは一般には熱に気を払うべきパーツだと思うが、実際は意外に熱に強いという話もあるし、 Google の大量のマシンでの集計データだと40℃〜45℃くらいまでは故障率が上がらないという話もあるようで、 考え方はいろいろありそうだが、やっぱりさすがに55℃とか60℃とかは良くないのは間違いない。 家族のマシンとかでは、熱中死じゃないかと思われるHDD破壊に複数回でくわしていたりする。

自宅のサーバになっている Pentium III-550MHz のマシンはいわゆるコンパクトベアボーンで、 初期設定では通風のないところにHDDが押し込められていてすごく熱くなっていた。 今は前面の蓋を外し、更に直上の5"ベイを外してファンで上から風を当てるようにしたら、 この時期は35〜38℃、夏はクーラー入れて40℃〜最大44℃くらいに落ち着いている。 まぁこれくらいなら安心して使える感じ。

さて、先日 RAID 1 を導入した hp のワークステーションは、 一応ちゃんと前面のHDDのところから自然吸気して、 背面のファンで強制排気する構造になっていて、 前面のHDDのある場所に手を当てると若干涼しく風を感じるような構造になっている。 実はこのクラスのワークステーションは、 同スペックだと値段が他のPCと比べて著しく高いわけではないので、 最近は専らこればっかり買っている。 自宅に2台と大学に1台買って*1、今の職場にももう1台後継機種を買ったりしているくらい、 安心感に関しては結構気に入っている。今のところこれらのマシン、主要部品にこれといった 大きなハードウェアトラブルは無し*2

でまぁ、この冷却性能を当てにしてHDD 2台化に踏み切ったわけだが、 現在のところHDD温度は38℃〜42℃くらい。 想定の範囲内だが、上のメールサーバマシンの夏冬温度差を考えると、 もう少し夏に向けて冷やしたいかなぁ、といったところ。

そして、↑の自宅サーバの更新というのも近々視野には入っているのだが、 何かいいコンパクトケースorベアボーン無いかなぁと専ら物色中。 CPU と GPU の冷却はいろいろ考えられてても、HDDは虐げられてるケースが多いんだよね。 積極的にファンを増設したりしなくても、単に風の通り道にしてやるだけで違うんだけどねぇ。

[Comp] メモリのお話

で、自分の購買活動の中でも正直合理的じゃないなぁ、と思うのがメモリ。

4 294 967 296 bits とか 17 179 869 184 bits とかの膨大な数、
それぞれキャパシタたった1つに格納された記憶が、
物凄〜く頻繁にリフレッシュ動作を繰り返していて、
それでいてデータ化けしない、

という感覚が未だに受け入れられずに、可能な限り ECCつきメモリに拘っていたりする。 大学の研究室の昔のUnixサーバとかで時々 correctable ECC error が検出されて、 ログに残っているのを見たことがあるのも影響しているかも。 サーバとかワークステーションクラスのマシンでは ECC メモリが標準搭載されているので、 それもワークステーションと名の付くマシンを選んでいる理由だったりする。

ECCに関しては個人的には、1ビット修正も大事だがむしろ2ビット検知の方が心理的に重要だったりする。 つまり、動作が止まることよりも、気づかないうちにデータが化けている方が嫌、という感覚。

最近の Linux では EDAC とかいう モジュールがあって、ECCで修正されたメモリエラーの状況も確認できるようになっているのだが、 今のところはもちろん1ビットたりとも化けていない。

大昔、まだ 80286〜Pentium とかのころは、少なくとも PC-9801 では当たり前のようにパリティがついていた気がする*3 のだが、 いつのころからかパリティ無しが標準になってしまったきがする。 それでもまだ Pentium III の頃、440BX チップセットくらいまでは デスクトップ用途でも標準で ECC サポートしていて選択の余地があったのだが、 i810 から ECC は高級チップセットの差別化機能と位置付けられ、 通常のチップセットではサポートされなくなってしまい、使いたくても使えなくなってしまった。 その後しばらくは ECC ビットつきメモリモジュールは平気で通常品の3〜4倍の値段が付いていて、 唖然とした覚えがある。

そういうわけで、今回メモリを増設しようと思ったのは、 値段を調べてみたらまた価格差が無くなって来ていたのも大きい。 今回は 1GB のモジュールを2枚買ったのだが、ECCビット付きでも7000〜8000円くらいで買えてしまった。 これくらいの値段なら余裕っしょ〜。

ちなみに、僕は同一スペック (512MB x 2) のマシンを2台もっていたので、 Windowsのサブマシンの方に今回買った 1GB DIMM2枚を付けて、 メインマシンの方は既存のDIMMを併せて移植して 512MB x 4 の構成で動かしている。 875P は4チャンネル動作を最適化してくれるらしいのでそういう風にしたのだが、 まぁどれくらい効果があるのかは正直微妙ではある。 これで却って不安定になるようなら本末転倒だが、今のところ EDAC ではエラーが報告されないから、まぁいいかなと。

*1 これを書いていて、「あれ、大学っていつ?」と思って製品保証書を見直したら、最初の自宅マシンは2003年8月に購入していた。もう5年経つんですねぇ。

*2 このマシン、前面からの自然吸気という設計の関係上、床置きにすると FDD が盛大に埃を吸い込んで壊れる、ってのが唯一の設計上の問題かな。あとは DVD ドライブが1台不調になって入れ換えたのと、今年6年目に入ってからグラフィックボードの冷却ファンが経年劣化で騒音たて始めて交換したくらい。

*3 そういえば、当時は疑似パリティ回路なんていうチップをつんだメモリモジュールもありましたね。正直1000円しか違わないならちゃんとDRAMチップ積んどけばいいのに、とも思いますが、それくらい激しい価格競争だったんでしょう。


2008-11-15

[Work] 探さないで下さい(TM)

……このタイトル、いい加減飽きた?

えー、仕事積み上がりモードでぎりぎりまで迷っていた IETF 73 ですが、 関係ありそうな別の draft の BoF があるようなので、行くことにしました。 当然積み上がった仕事の書類は全部PCに詰めて機内持ち込み。 まぁ12時間の外部と隔絶された時間というのはそれなりに有意義なのですが、 こういう状況だとビジネスクラスに乗せてほしいと結構本気で思いますね。

で、会場が ミネアポリス。この街に行くのは実に18年ぶりですが、18年前は非常に過ごしやすい夏の時期の1ヶ月滞在でした。 今回は冬……。なんか 最低気温 -9℃ とか書いてあるんですけど……。

ちゅーか、ホストが Google でこの季節だったら、サンフランシスコとかサンノゼとか、 もっと暖かい場所がいくらでもあるだろうにねぇ……。 しかも次の春のIETFはサンフランシスコ……。順番入れ換えてくれよぉ。

ちなみに、全部行くと仮定した場合ですが、次のサンフランシスコは1年ぶり、 夏のストックホルムは7年ぶり(正確には隣のウプサラでしたが)、 そして秋の広島はなんと初めて :-) ということになるかと思います。 実は広島が一番楽しみだったりして :-)。

[Misc] 生活リズム計

当初は買うつもりなかったのに、homepage をみて衝動買いした 歩いてわかる 生活リズム DS

これは………、はい、MRTGですね、わかります。 最近微妙に太めになってきたこともあって、駅〜自宅 の徒歩とかは割と意識してたんですけど、 職場で業務して食事に出て、とか一連の移動でどれくらい歩いているのかとか興味が出てきて 買ったわけですが、見事にグラフになりますねぇ。これは面白い。あと、毎日のチェックを楽しませる 確認画面の作りなんかは、さすがゲームメーカーだな、と思います。自分には正直無理。

おまけの機能の、参加者全員の歩数を合計する「宇宙旅行」、発売2週間で無事月に到達したようです。 人数の力ってすごいね。ですが、次の火星は……遠いなぁ。今のペースだと8年くらいかかるみたいです。

あと、万歩計は当然のことながら、感度を良くすると置いた時とかの余計な振動を拾い、 感度を悪くすると必要な歩数を拾えなくなるジレンマがあるわけですが、 このリズム計、1回に10歩歩かないと合計に反映されないという、単純ですが非常に効果的な 仕組みが入ってます。言われればごく当たり前のアイディアなんですが、 計測側に表示部がないからこそ実現できる、と言う面もあるんですね。 効果的なのはわかっていても、表示部のある普通の万歩計では歩数が減るのがバレるので採用が難しい。 この辺り、現在階を表示しないエレベーター(全体最適化に必要な時には 待ち客の目の前を通過させることができる)などとも通じるものがあるような気がします。 こういう微妙な機能設計がらみのネタ、僕は大好きです。

P.S. 私の Wnn4 の辞書は、さっきからずっと「ほすう」を「補数」と変換したがるんですが、 これは学習結果? もとから?


2008-11-16

[Misc] 着いた

正午時点で気温−1℃。かなり寒いが、昨年のバンクーバーの吹雪に比べると、体感的にはかなりマシ。

いつものIETF Tシャツも、今回は寒さ対応でブルゾン風のものだった。 だから次回と会場を入れ換(以下略

ホテルの部屋 部屋から西の方を Tシャツ代わりの上着

2008-11-20

[Misc] 魔法の薬

東京へ向けて移動中、今シカゴです。

疲れていたり寝不足だったりすると飛行機の中で、吐き気までは行かなくてもすごくだるくなることがしばしばあります。 地上でこの状態なら寝てたりボーっとしてればすぐ直るのですが、機中だと飛行機酔いにつながるので結構危険だったりします。 かつてパリ行きの機中で本気で気持ち悪くなった時に、エールフランスのベテランのおばちゃん(褒め言葉)パーサーが出してくれたのが、炭酸抜き・氷抜きのコカ・コーラ。砂糖の濃さが丁度いいのか、カフェインの濃度がいい感じなのか、確かにかなり元気が(一時的ですが)回復しました。

今回もスケジュールがきつくて疲れまくりなので、今もミネアポリスからのフライトでこの技を使って来たりしました。気の持ちようなのかもしれませんが、最近は乗り継ぎ短距離フライトのお供になりつつあります。 ちなみに、氷はあってもいいけど、炭酸をちゃんと減らし気味にしないと却って辛くなるので要注意。あと、やっぱり一時的に回復するだけなので、その後しっかり休憩しないとだめだねー、と、この日記書きながらどっと疲れを感じて思い直したりする。

あと、最近はこれ以来、下着+靴下のワンセットは携帯鞄の中に詰めておくことにしています。機内で汗かいたとき、乗り継ぎの間に着替えるとか、融通利きますしね。

ちゅーわけで、次のフライトは13時間30分...長いなぁ。着いた後に東京で仕事が待っているというのも辛い。


2008-11-22

[Comp] ツクモ

うわー

なんかニュースサイトとかでツクモ側のリリースばかりが 取り上げられて、/. とかでもリース会社非難の嵐になりかけてましたが、 この貸した側のリリースみちゃうと これはどうしようもないですねぇ。 両方のリリースをみる限り、回収にはそれなりの正当性があるように僕には見えます。 (もちろんこういうのは両方に正当性があるケースもありますけど。)

8/29にリリースが出てますが、 要は店頭在庫全部を担保に運転資金借りたのに、たった2ヶ月で再生申請してかつ担保の物を他人に売り続けた、 ということで仮差し押さえに至ったようですね。 本来担保権で優先弁済を確保して金を貸しているのに、確かに在庫を売り払って 現金化してしまえば、担保の意味がないですからね。 今回の仮差し押さえは(「仮」だから簡易な手続きで、保証金積むことが前提ですが、それでも) 裁判所の許可があって初めてできることで、民事再生中でかつ 営業が止まるのが明らかなのにそれでも裁判所からGoの判断がでてしまうあたり、 状況が相当切迫していると裁判所に判断されているということで、 相当やばいんだろうなぁと、ちょっと状況にショックも。

ツクモは小さい頃からずーっとお世話になっていた店でした。 思えばまだ 80286 とかの時代、最初に自宅のマシンに付けるHDDを買ったのもツクモの 本店地下1F売場でした。PC-9801VX21 用の SASI 40MB (GB でも TB でもない) の ハードディスクが確か98,000円か108,000円だったような気がします。 親と相談して買うことが決まって、ツクモに電話して在庫押えて、いざ一緒に車で 買いに行くのかと思ったら、「じゃぁ息子行かせるからよろしく」とか言われて 買いに行ったのを鮮明に覚えています。未だにツクモ本店の屋外から地下1Fへの 下り階段は、僕には未だにあの時のイメージと重なります。

まだ小学生でしたから、行きは秋葉原まで10万円を落さないように必死に抱えて、 帰りは当時の(今とは耐久性が全然違い)ガラスのような脆さのハードディスクを 総武線電車の揺れから必死に守って帰ったのもいい思い出です。 思えばあれは親にとっては、僕に課した「はじめてのおつかい」だったんでしょうね。 本気で10万円の現金は恐かったなぁ。あの時の緊張感と恐怖感は未だに思い出します。 その次に10万円以上の現金を触ったのは、大学生になってから以降じゃないでしょうか。 *1今でも基本的には恐くて触りたくないと思いますし、可能な限り振込とかにしてますね。

このHDDは、そのあと5年以上現役で動作し続けました。MS-DOS のプロンプトに エスケープシーケンスを仕込んで、常に画面の右上に「電源を切るにはSTOPキー」 と表示され続けるように仕込んだり、自前でメモリ常駐しない起動メニューソフト書いて アプリケーションを切替えられるようにしたり、いろいろしてました。 当時のHDDは、電源を切っても自動でヘッドが退避しないので、STOPキーで 手動で退避指示しないとディスクが壊れる危険がありました。 今考えると、現在のPCじゃいつディスクアクセスが起こるかわからないから こんな方法じゃ安全には実装できないわけで、シングルタスク前提なんですね。 このHDD、今でも僕の部屋に静態保存されています。 当時のデータを吸い出してみたいけど、 動かせるマシンがないのと、一旦電源を入れたら手動ヘッド退避コマンドを送らないと 電源を切れないので、うかつに電源を入れられないのです。

次に高校の時に貯金を下ろして買った、初めての自分所有のマシンも またツクモでした。486DX2 の PC-AT 互換機です。 これも Windows 3.1 と PC-DOS/V で、VESA 高解像度モードを使った Super Driver などと合わせ、とことん使い倒しましたね。 これも現在は静態保存状態です。このあと自分は、大学に入ると同時に Linux に移行して、しばらくはWindowsから離れた生活になっていくのでした。

当初ツクモ民事再生のニュースを聞いた時にびっくりして、 営業継続の話でちょっとほっとしていたのですが、 今回のニュースを聞くといよいよやばげで、ちょっと淋しいなぁ。 25日まで臨時休業と出てましたけど、この契約だと26日の再開も怪しいもんなぁ。 今回のリリースの文面も 大人げないというか、相手の親会社の名前まで無意味に出して非難していたりして、 僕はマトモな組織ならプレスリリースは(状況が厳しい時こそ)淡々と書くのが 作法だと思っているだけに、その点もちょっとショックでした。 丁度ライブドア事件の時期、いろんな会社がいろんな経済事件引き起こしてましたが、 若い会社のリリースには割とこの手の感情むき出しなものが多くみられましたね。 ツクモは成熟した老舗だと思ってただけに、……なぁ。 *2

追記 (2008-11-23)

/.J、なんかもう無茶苦茶な意見も散見されて辟易なんですが、会社名変更とかとくっつけた邪推はやりすぎだろうと。 ↑にも書きましたが、僕はリリースの文章の余裕のなさとか大人げなさというのは、 その事件における会社の余裕というか「自分が信ずる正当性」の目安になると思っているんで、 あのツクモのリリース読んだ時点でかなり懐疑的でした。

そんな中で、参考になったのはこの辺りかな。

『九十九が採るべき選択はいくつもあった』。 3項目とも同意なんですが、特に2番目の 『会社更生法を選択するのが正しい』、ってのはちょっと目から鱗でした。 確かに調べてみると、経営陣が退任する代わりに担保権、租税債権も見直しの対象になるんですね。 担保チャラにするくらいなら当然経営陣は責任をとれ、ということのようです。 逆にいうと、再生法では経営陣が保身する代償に、担保とかの免除が認められていないと。 よくできてるなぁ。

3も同意で、この契約で担保権者と交渉なしに担保商品を売り続けてた、ってのが信じられないなぁ。 8月の契約のリリースをみたことがなかったので、営業継続というのを聞いても 「ふーん、大丈夫なのか?」くらいにしか思いませんでしたけど、 この契約の話を聞いていたら、あのニュースを聞いた時点でありえないと思っていたと思います。

1については、この「在庫を担保にする」という自体が、小売にとっては 「金借りられるけど万が一の際には(在庫という再建への唯一の糧を取られて)破産一直線」という選択なわけですから、 確かにこの10月の状況を予想できていれば、8月時点で金借りずに再生申請するのが 正しかったわけです。経営陣の見込みの甘さ、というか、 悪くいえば自らの手での再建という保身を計ったのが裏目に出た、 ことなんでしょうか。

……なんかだんだんツクモが正当化できる要素がなくなってきたなぁ……。 状況みてると再開も絶望的に見えるしなぁ。正直担保契約があったという前提では、 商品販売の継続自体が再生計画却下の要因になりそうだしなぁ。 そうなるとあとは破産法か? …… 淋しい。

ところで、民事再生法、再生申請以降の担保の不当な減損につながる契約は 取り消しできるんですけど、担保であって契約上売ることのできないはずの 店頭在庫について売買契約を結んだ顧客との契約は取消できそうな感じなんですが、 どうなんでしょうね。 この場合、法律上は担保権者が物を回収して、顧客はツクモに代金の返還を 請求して共益債権者になる、という流れなんですが、まさかねぇ。

まぁ業者間売買はともかく、一般顧客が開封した中古品を回収するメリットは なくて、直接ツクモに担保減損分の賠償金を請求した方がましでしょうから、 実際に問題が起こることはないとは思いますが、法律的にはどうなんだろう。

追記 (2008-11-26)

とか言ってたら営業再開?

商品はどこから出てきたんだろう、と言うのが素朴な疑問。

*1 多分大学で海外製のソフトウェアを購入することになって、為替小切手を作りに行く手続きを研究室から指示された時だったような気が。

*2 妙に↑の日記が過去振り返りモードの感傷モードになってるのも、個人的にはこのリリースが原因だったりして。「ひょっとしてもうだめ?」と。立ち直って欲しいけど、こんな会社として他人に不要に喧嘩を売るような経営状況じゃちょっとなぁ。


大岩 寛 (おおいわ ゆたか) <yutaka@oiwa.jp.nospam ... remove .nospam> .

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