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おおいわのこめんと (2010-05)


2010-05-08

[Comp] EDAC

朝になって突然自宅のメイン Linux マシンから

May  8 06:23:15 bluereef kernel: [5612548.888533] Uhhuh. NMI received for unknown reason b0 on CPU 0.
May  8 06:23:15 bluereef kernel: [5612548.888540] You have some hardware problem, likely on the PCI bus.
May  8 06:23:15 bluereef kernel: [5612548.888543] Dazed and confused, but trying to continue

とかいう嫌なメッセージが broadcast されてくる。 その時は PCI bus と書いてあったのでスルーしたのだが、 昼になってカーネルソースを読んでみると、メモリの可能性もありそう。

このマシン、HP xw4100 は ECC 付きメモリを使っているので メモリのエラー検出と1ビットの修正ができるのだが、 2003年8月に導入して以来初めてみたメッセージなので、 とりあえず様子見。 しかし、このマシンならEDAC で メモリコントローラから詳細なエラーの情報がとれて、 ECC で修正済みのエラーまでわかるように設定したはずなのだが……と 思ってログを見るが、一切ログに記録がない。 おかしいなぁと思ってモジュールを入れ直してみると、なんかエラーが。 保存してあった起動時の dmesg を見直してみたら、

[   16.560120] EDAC MC: Ver: 2.1.0 Mar 26 2009
[   16.587177] input: Power Button (FF) as /class/input/input3
[   16.603456] EDAC i82875p: i82875p init one
[   16.605626] pci 0000:00:06.0: device not available because of BAR 0 [fecf0000:fecf0fff] collisions
[   16.605698] EDAC i82875p: i82875p_setup_overfl_dev(): Failed to enable overflow device

とかいうメッセージが残っていた。検索してみると、"i82875p_edac: BAR 0 collision" とかいう LKML のスレッドが見つかった。どうやら Debian Lenny でちょうど使っている Linux 2.6.26 に regression bug があるらしい (;_;/ EDAC はずっと前から有効にしていたのに、肝心な時に役に立たないとは……。

とりあえずこのスレッドにあったパッチを当てて当該モジュールだけを作り直して*1 リブートしてみる*2と、

# edac-util -s    
edac-util: EDAC drivers are loaded. 1 MC detected

となって /sys/devices/system/edac/mc/mc0 にきちんと認識された情報が入ったので、とりあえず動いているみたい。今のところ Correctable error も Uncorrectable error も 0 のままなので、引続き様子見てみようかな。まだ UE が発生するようなら……、Northwood 2.80GHz なので、もう買い替え時か?

[Misc] 火山

ええと、「帰ってきた」アナウンスを twitter の方でしかしてなかったことに いまさら気がついたのですが、当然今は日本です (^^;

しかし、「 スペイン、火山灰で19空港閉鎖=仏、ポルトガルでも欠航相次ぐ」 とのことで、 先週のアイルランドでの影響に引続き、いよいよ欧州本土にもまたEyjafjallajökull*3の影響が出始めました。 7月末には Maastricht の IETF 78 に行かなきゃいけないわけですが、リスキーだなぁ……。

とりあえず来週末からはまたサンフランシスコですが、こっちは大丈夫、大丈夫……。 ただ、予算がないので安い切符を買おうとした結果、ロサンゼルス経由になってしまいました (^^;。しんどいなぁ……。

[Misc] 火山の情報源:

ちなみに今回僕がフランスで重宝した情報源は、

です。今も日本でもこれらは随時チェックしています。

最初の Google News ですが、さすがにフランス語のニュースはわからなかったのですが、イギリスでも日本よりは大分詳しい情報が手に入るようです。 後者の情報は、ICAO の決定で分担している火山監視業務 Volcanic Ash Advisory Center のうち、アイスランドをふくむ空域が London の Met Office の担当になっているようで、ヨーロッパ本土領域 (Toulouse 担当) についても事実上の一次情報の発信元になっているようです。

*1 方法は、google で見つけた このページ を参考にしたらうまくいった。Debian では kernel header パッケージを入れてあれば /lib/modules/`uname -r`/build に一連のファイルがあるので、ここを指定すれば良い。

*2 regression のなかに「奇麗に unload されないというバグ」もあったので、動的入れ換えは失敗しました。せっかくの記録されていたエラーの情報が消えてしまった……。

*3 何度読んでもこの氷河と火山の名前、覚えられないなぁ……。


2010-05-16

[Work] 出張

ええと、今年4回目の出張は、もう1度サンフランシスコです。Internet Identity Workshop という workshop があるので、そちらに顔を出してきます。

ロンドンの方ではまた空港の閉鎖の懸念が出てるみたいなんですが、どうなっちゃうんでしょうねぇ。7月にはまた欧州に行かないといけないので、それが不安です。


2010-05-20

[Misc] IIW 10

コンピュータヒストリーミュージアムで開催されていた IIW10、無事終了しました。「Unconference」スタイル、初めての経験でしたが面白かったなぁ。 かなり清水の舞台から飛び降りるような感じでしたが、自分でセッションを主催したりして、結構いろいろな人に研究内容を紹介してコメントをもらえたりコンタクトリストを増やせたりしたので、正直予定以上の成果かな、と思ってます。

しかし、IETFといいIIWといい、なんか最近は(本当なら自分に向いてないと思ったので避けて研究者になったはずなのに)すっかり営業活動みたいな仕事になってて、しかも英語、初対面の人相手の飛び込みというのは結構しんどいなぁ。新鮮でもあるし、自分にとっていい経験でもあると、本気で思えるのですけどね。結構刺激的でした。

[Book] [Music] 気絶

夕食はここ3日はずっと Mountain View の Downtown のレストランでした。前回のIETFの帰りにMountain Viewに立ち寄った時もよって、その時は単なる古CD屋くらいに思っていたところがあったのですが、今回こちらで一緒に行動させていただいている企業の方に教えてもらって一緒にいって見ると、巨大な古書店、しかも超マニアックな品揃えの店と判明。なんで気がつかなかったんだろう...。

というわけで、また例によって2日間それぞれ15分ほど気絶して、復帰したときの成果。どうしてこうなった...。 買い物の成果...


2010-05-23

[Misc] 帰国

帰ってきた。今回は多分これまでの出張で一番忙しかったし、間違いなく一番疲れたけど、 多分仕事的にも個人的にも一番達成度の高い出張だったと思う。

まず、仕事の話だが、IIW 10、IETF OAuth WG の Interim Meeting, Mozilla Account Manager Meet-up と立て続けに参加して、 何度もかつこれまでで恐らく最多の人に技術を紹介して、 割といい反応を得られたし、技術の展開についても手ごたえがあった。

ただ、それだけじゃなくて、これらのミーティングの雰囲気や人々の動き、 同時平行で行われていて参加できなかったGoogle I/OやW2SPからの情報、 さらには現地にいるちょうど転職したばかりの旧友との食事での話など、 本場シリコンバレーでの物事の決まり方や変化の早さなどに 思いっきり曝されたことの衝撃の方が個人的に大きかったし、 また自分はこの世界で戦いをしなきゃいけないんだというショッキングなくらいの実感もあった。 正直IETFは自分の関連分野では割とゆっくり物事が進んでいて、 僕自身ものんびりしていた所があったので、結構目から鱗が落ちた。

とりあえず、自分の中で1つ今はっきり感じているのは、 これまで自分は「今の職場にまず在籍していて、何をするのか」って考えていたことと、 多分自分にとって正しいのは「自分の得意分野で世の中に、 具体的に今は計算機の安全性に貢献するために自分はいて、その目的のために今の職場にいるんだ」、 ということ。そのために今自分は自分のいろいろな能力、 例えば浅さもあるけど広さには自信がある今の学術的な自分の立ち位置や英語能力、 精神的な弱さとかを全部考えて多分ベストな位置にいることと、 でも目的の達成のためには必要なら自分も変わらなきゃいけないし、 周りも変えていかなきゃいけない、 それこそ本当に必要なら立ち位置すらも変えなきゃいけないことが、少し覚悟できた気がする。

あと、もちろん実際にやってみなきゃわからないし、やってみたら激しくメゲそうな気もするけど、 この間のパリでの1週間の立ち往生や今回の経験で、ちゃんと準備して覚悟決めていけば、 欧米なら生きて行けそうな気がしてきたのもあって、そういう意味でも、 目的達成のためなら色々な選択肢が取り得ることが分かったような気が今はしている。 今は3つ以上プロジェクトを抱えているから現実には無理だけど、 仮にMutualだけやっていて、 今「どうしても必要だから来月末から2年シリコンバレーに居ろ」と言われ、 それが本当に自分のために必要だと実感できるなら、多分できるだろうなと思っている自分が居る。

まぁまずは今回の成果をちゃんと今後の活動に反映して、 今のプロジェクトの成功につなげるのが自分の仕事であり生きがいである、 というのがはっきりわかったかな。


2010-05-24

[Misc] しょんぼり

……とえらくやる気な日記を書いたのは帰りの機内だったのですが、 そこで眠れなかったツケが翌日来ましたよ。朝から体が熱っぽくて妙な汗をかいていると思ったら、 途中でダウンしましたよ。……情けないなぁ。


2010-05-25

[Music] 気絶 Part 2

よくよく考えると、最初に探したのは 1999年のサンフランシスコ、JavaGrande への 初めての国外発表出張の時でした。まだおぼつかない英語でふらっと入って 本棚を物色していて、店の人に声をかけてもらってお目当てを告げたら「あー、それは もう無いんだよ、出版止めちゃったんだよ」といわれてがっかりした覚えがあります。 Union Square の近くの店の場所まではっきりと覚えていますし 前回(SF市街なのでPOPL2008の時ですか)もまだ同じ場所にありました。

当時帰国して調べてみると、昔出版していたのだが本人の意志が変わって絶版にして 譜面をだすのを止めてしまったそうでした。その後、日本の再版したCDにオマケで 譜面がついたりしているなどまた本人の気が変わったらしいのは知っていたのですが……。

そして11年後、その時の場所の割と近郊。 そんな話を同行者としながら Mountain View の楽器店にふらっと立ち寄って、 いつものように譜面の棚を眺めていると……、あるじゃないですか George Winston Piano Solos。 本人監修でコメントもついていて、その場で譜面をチェックして、気になる誤植もあるものの 初心者向けの簡略化などは行なわれていないのもわかったので、 当然のことながらその場で購入。Amazon によると、2007年に出版されていたみたいですね。

……帰りのトランクがとんでもなく重くて持つのに苦労しました。 追加料金とられなくてよかったー。

本日のツッコミ(全2件) [メッセージを送る]

lef [(店に)入ります?とそそのかしたり、買いそうになったら止めますよ!とかいってぜんぜん止めなかったことは責められません..]

おおいわ [……ええと、G. Winston に関してはおkですが、更にもう1冊けしかけられた気も…… :-) 帰りのトランクが..]


大岩 寛 (おおいわ ゆたか) <yutaka@oiwa.jp.nospam ... remove .nospam> .

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